『選べない、決断できない』を抜け出す方法
- 小林 紋子
- 2023年7月2日
- 読了時間: 4分
更新日:2023年10月25日
やるべきかやらざるべきか。
AとB(はたまたC)のうち、どちらにするか。
・・・迷ってる??
選択に迫られたとき、問題が大きければ大きいほど『決断』を躊躇してしまいますよね。
そんな時は、漠然と思い悩むよりも、要素ひとつひとつを拾い出して、丁寧に掘り下げていくのがおススメ😊
次の質問に沿って考えてみましょう。

1. 迷っていることを挙げましょう。
例) 小学校女子児童の悩み
掃除をさぼる男子を注意しても、全然聞いてくれない💢
こういう時、強い言い方をした方が良いのか、優しく言った方が良いのか迷ってる。
2. 気持ちを円グラフで表したとすると、それぞれの比率は何パーセントになりますか?
例) わからない。同じくらいずつだから迷ってる。
3. 二つの選択のうち、仮にどちらか一方を選んだとします。
実際にそのように行動している自分を思い描いてみて・・・
① どうなってると思いますか? (何が起こりそうですか?)
② あなたはどんなことを感じますか?
③ 何か気がかりな点はありますか?
④ それを選択しなかったらどうなると思いますか?
例) 強い言い方をすると・・・
① 男子に言いかえされる。
「はいはい」「しょうがないなあ」と適当に返事をするだけで、見ていなければどうせやらない。
②、③ 「なんで返事するだけでやらないの!?」と無視されたことに対して怒ると思う。
3. では、もう一方の選択肢Bを選んだとしたらいかがですか?
①~④まで同じように考えてみましょう。
例) 優しい言い方にすると・・・
① 男子は返事をするだけで「怒ってないからやらなくてもいっか」と、結局やらない。
② 強く言っちゃうとやる気なくすかなと思って優しくしてるのに、言っても言っても変わらなくて、(このやり取りが)エンドレスになるんじゃないかな🤔
③ 多分、こっちが怒っているということが伝わらないとその気にならないと思う。
でも、怒ればやる気なくしちゃうし・・・。
4. それぞれ、見える化できましたね。比較してみてどうですか?
例) ・・・・。(どっちもダメじゃん🤣)
5. 気がかりなこと(想定される課題)をどうしたらクリアできそうですか?
例) 口調は怒らずに、でも『怒ってる』ことは伝える。
相手の反応を見ながら二つの言い方(態度)を調節する。
試してダメだったら他のやり方も考える。先生に言うとか。

検討してみたものの、結局どちらを選んでもうまくいかないだろうということに気づいてしまった彼女でしたが、話を進めるうちに『二つの選択肢を足して、バランスを取りながら外に出していく』というアイディアに加えて、『上手くいかないことを繰り返すより別の新しい方法を!』という前向きな結論を引き出すことができました。
いやはや、立派、立派😊
男子とのやりとり、私自身も身に覚えがありますが、私の場合、強く言うばかりでそれが正しいのかどうかという迷いなど微塵もありませんでしたよね~😅
面倒くさがられていたのには気付いてましたけど。。。
セッションを終えた彼女、こうも言ってくれました。
「すっきりした。こういうことって本人に向かって話するのはダメだから。」
『悩み』は外に吐き出すだけでも、その分余白が生まれて気持ちが楽になります。
そして、『自分が思っていること』というのは、『自分の言葉』で表して初めて気づくことも意外に多いものです。
本当はどうしたいのか既に決まっている(自分でもわかっている)けれど、「誰かに背中を押してほしい」「一歩踏み出すきっかけが掴めない」だけだということも。
『実は思っている、こんなこと』が自覚できると、自ずと『この後どうするか』も決まってきます。
そうやって、人から言われたのではなく、自分で納得して選ぶことができれば、「あの時こうしておけばよかった」と後悔することも少なくて済むかな、と思います😄

質問の中には、言葉をちょっとだけ変えて、同じようなことを何度も尋ねている箇所があります。
聴かれたことに今一つピンとこなかったときのための予備の質問ですが、角度を変えて見ることで新しい発見があったりもします。
せっかくなので、すべての質問に答えるつもりで取り組んでみてくださいね。
同じ答えが出たのであれば、それはそれでOKですから。
それと、次へ進むために『やった後どうだったか』検証するのもお忘れなく😌
この取り組みがあなたの『決断』の糸口になりましたら幸いです♪
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