選ぶ色からわかること ピンク編
- 小林 紋子
- 2023年3月22日
- 読了時間: 3分
更新日:2023年3月29日
【カラーセラピーのお話】
特定の色に惹かれるのは、その色が持つ性質と今の自分との波長が合っているから目に留まるのかもしれないし、自分に足りない部分があって、その色の力を借りたくて求めているのかもしれないときです。
以前は何とも思わなかったのに、「最近やけにこの色に惹かれるな」と感じたときは、きっと心境に変化が表れたときです。
色とりどりの花であふれ、気持ちも華やぐこの季節。
人が🌸ピンク🌸に惹かれるとき、そこにどんな心理が隠れているのでしょうか。

🌸 ピンクは優しさ、思いやり、受容と肯定の色
淡いピンクが気になるのは、人間関係がうまくいっていて、あなたが優しさと思いやりで溢れているとき、あるいは誰かに「優しくされたい、大事にされたい」と願っているときかもしれません。
もしくは、あなたの「人を受け入れ、肯定する」という、本来は長所であるはずの部分が裏目に出て、自分に自信が持てず「主体性のなさ、受身の姿勢」として現れてしまっている状態かもしれません。
🌸 ピンクは恋の色、愛情の色
恋愛中の時の気分を「ピンク」と表現するように、恋する女性はピンクを求める傾向が強くなるようです。
ピンクに惹かれるときは、愛情に満たされていて幸せいっぱいのとき。
人をもっと愛したい、人からもっと愛されたいという気持ちが高まっているときです。
こんなとき、人に寄り添い人との関りを深めてくれるピンクの効果が更に発揮されます。
ピンクは人の気持ちを繊細に感じ取り、共感する力を高め、相手の心を優しく開かせる力もあるのです。
反対に、「満たされない愛情」を表すサインとして、ピンクばかりに目が行くこともあります。
それは、子供が母親に、あるいは女性がパートナーに「もっと一緒にいてほしい」「もっと優しくしてほしい」「もっと愛してほしい」と訴えかけるシグナルかもしれません。
それは、「どうせ愛されない」「愛せない」と『愛』を求めながら得られずにいる寂しさの表れなのかもしれません。
ピンクが示す愛情は行き過ぎると、時として「溺愛」「一人の人にしがみつく」などの『過剰な愛』が表出することもあるので注意が必要です。
そして、ピンクは母性の色でもあります。
ついついピンクを選んでしまうときには、母性本能をくすぐり保護本能を掻き立てる存在、見返りを求めない『愛』を注ぐことのできる存在の表れを示しているのかもしれません。
また、ピンクを過剰に好む場合、あるいは毛嫌いする場合には、「母親との混乱した関係がある」という可能性も考えられます。
🌸 ピンクは幸せ、満足、喜びの色
「このところ急にピンクに惹かれるようになったな」と感じたときは、心がポジティブに変化していることが多いようです。
それは・・・
学校や職場の不満が解消されたとき?
それとも怪我や病気が完治して心も身体もすっきりしたとき?
これまでのストレスや緊張から解放されて晴れやかな気分になったとき、人は春の訪れを思わせるピンクに心惹かれるのです。
穏やかで、充実した日常を送っている人がピンクを好むこともあれば、不満や悩みのある人が安らぎを求めてピンクを手に取ることもあります。
怪我や病気で苦しんでいる人がピンクの治癒力を求めることもあります。
ピンクは悲しみや苦痛を緩和してくれる色。筋肉をほぐし、緊張を和らげてくれる色です。
落ち込んでいるとき、疲れてイライラしているときに心を癒し、気持ちを明るくしてくれます。
ピンクはあらゆる場面で緩衝材として働く色でもあるのです。
ただし、身の回りの物がピンクで溢れるようになったときは、「要注意!」のサインかもしれません。
ピンクを使いすぎると、心や体が緩みすぎてしまい、甘えや依存心が強く出てしまうことがあります。
やる気が起こらず怠惰な方へ流されてしまっていませんか? 現実から目を背けてはいませんか?
特定の色を過剰に求めていると感じた時には、今の自分を振り返るきっかけにもなるのです。
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