選ぶ色からわかること グリーン編
- 小林 紋子
- 2023年5月29日
- 読了時間: 7分
ある特定の色が急に好きになったり、好きというわけでもないのに何故か同じような色のアイテムばかり集めてしまったり、ということはありませんか?
その色はいつ頃から気になり始めましたか?
その時期は、何か変化があった時とリンクしていませんか?
ご自身の経験と、色が持つ意味とを照らし合わせてみると、思いがけないことがわかることもあります。
同じ色ばかり選んでいることに気付いたときは、今の自分を知るチャンスです😄

走り梅雨に濡れ、木々の緑はいっそう色鮮やかになりました。
このところグリーンが気になるというあなたは・・・
グリーンを選ぶ心理
🍃 落ち着き、リラックス、癒し、平和
グリーンから連想するものは、草木、苔、お茶など自然のものが多いですね。
グリーンは眺めるだけで、自然の中に身を置いた時にように呼吸が深くなり、緊張がほぐれてリラックスした気持ちになる色。
ガーデニングや農業などに興味を持ち、健康や環境への関心が高い人はグリーンを好む傾向にあります。
満たされた日々を送っている人もまた、波長の合うグリーンを好みます。
グリーンに「癒されたくて」選ぶ人もいます。
【 疲労感、休息したい 】
暖色でも寒色でもなく、刺激を感じさせないグリーンは、疲れて刺激が欲しくないときに安心感を与えてくれます。
気が付くとグリーンを手に取ってしまうというあなたは、もしかしたら、今とても疲れていて「休みたい」と強く思っていたりしませんか?
もしくは、忙しくて精神的に余裕がないとか、周りからのプレッシャーに「押しつぶされそう」になっているとか🤔
こんな時の呼吸は浅くなりがちです。
グリーンの光は、肺の血管を拡張して、酸素を取り込みやすくする効果があるそうなんですが・・・。
あなたの心と身体はそのことがわかっていて、「まずは深呼吸して自分をリラックスさせよう」としているのかもしれませんね。
🍃 自然体
グリーンには自然体、自分のペースという意味もあります。
周りに振り回されていると感じていたり、配慮のない人に無遠慮に踏み込まれ、自分のスペースや居場所を取り戻したいと感じている場合にも、グリーンは目に留まることが多いようです。
【 妬み、うらやみ、視野の狭さ、自分を見失う 】
自分の自然体を見失うと、頭の中が誰かへの嫉妬と羨望でいっぱいになってしまうことがあります。
グリーンが気になるのは、本当は、無理せず、背伸びせず、素の自分でいることを望んでいるからかもしれません。
時に、嫉妬の思いが強すぎると、等身大の自分とか人との調和を思わせるグリーンを避けたくなることもあるかもしれません。
「この色ヤダな」と思うときは、気になるとき以上に激しい心理が隠れていることがあるのです。
選ぶ色は、行き過ぎた自分に気付くきっかけにもなります。
🍃 バランスを取る、調和する
グリーンはイエローとブルーの間にあり『暖色』と『寒色』のバランスを取る色。
人間関係、仕事と家庭、自分の心と身体など何かと何かのバランスを取る必要があるとき、急にグリーンが気になり始めることがあります。
人間関係におけるバランス
グリーンは『心臓』と深く関わりがあります。
『心臓』からイメージできるのは心、愛情、幸福感。
そして、心から更に信頼、共感へとイメージはつながります。
愛情、幸福感で満たされている人は、身の回りがグリーンでいっぱいになるかもしれません。
人間関係を大切にしたいという思う人がグリーンに惹かれることも多いようです。
それとも、心から信頼し合える家族や仲間の存在を示しているとか🤔
もしくは、人を気にしすぎるあまりに、慎重になりすぎて、どこまで心を許したらいいのか
わからない、心を開けない、本心を見せることができないという悩みを抱えているとも。
周りに気を使いすぎて思うように意思が伝えらなかったり、感情を抑えてしまいがちだったりしませんか?
素直になれず、愛情を出し惜しみするなど心の狭さが目立っているようなことはありませんか?
あなたがそういう状態になってしまっている可能性の他、あなたの身近にいる『そういう人』との関わり方に悩んでしまっているとも考えられますね。
手に取るグリーンは『人間関係に目を向ける必要がある』というシグナルかもしれません。
健康におけるバランス
眼は疲れていませんか?
風邪をひいて喉が痛かったり、咳が続いたりするようなことはありませんか?
グリーンにばかり目が行くときは、『身体が不調を訴えている』から、とも考えられます。
グリーンはあらゆる偏りを整え、不調をリセットし再生させる色です。
グリーンの光には炎症を抑えたり、アレルギー症状を和らげたり、体内のあらゆるバランスを整える効果があると言われています。
その治癒力を無意識に求めているのかもしれませんね。
体調に不安があるときはまず受診&治療。
ついでにグリーンのご使用もご検討ください😆
🍃 堅実、着実、安定
グリーンは、地中に根を張り、どっしりと構える樹木のような堅実さと安定感を象徴する色でもあります。
・ 今までふわふわした生活を送ってきたけれど、そろそろ身を固めたいと思い始めている。
・ コツコツと努力をした結果、今現在安定した生活を送ることができている。
そんな時にグリーンが心地よく感じることが多いようです。
【 頑固、停滞、現状維持、変化を拒む、受動的 】
同じ状態が長期間続くとマンネリ化し新鮮味が薄れ、安定していることが退屈に感じてきます。
堅実さが裏目に出ると、保守的になりすぎて、変化を受け入れられない、臨機応変な対応ができない状態を表します。
心が停滞した時に選ぶグリーンは「気付いて!」のサインでもあります。
受動的で、今の生活に不満を抱いている割に、『自分からそこを抜け出そうとしない状態』や『頑なになっていること』を伝えようとしてくれているのかもしれません。
イヤでなければ、瞬発力を上げるレッド、オレンジ、イエローなどを組み合わせて使ってみてくださいね😌
それでも尚グリーンを使いたいときは・・・そうですね。
元気の出そうな明るいグリーンにしてみてください。
イエローグリーンやミントグリーンなどいかがでしょう?
イエローグリーンは活力を生み出す色、青みがかった明るいミントグリーンなら、淀みをクリアにしてくれるはずです。
🍃 決断、リセット、開放感、解放感
草木は『冬に葉を落とし、春になると芽吹く』リセットを繰り返します。
グリーンに心惹かれるのは、長年自分を縛ってきた呪縛や束縛から解放されたとき。
自分の凝り固まった思考に気付き、リセットしたいと思ったとき。
ずっと迷っていたことにようやく結論が出て、すっきりとしたとき。
グリーンは、『自分と向き合うことが必要なタイミング』に気づかせてくれ、決断を促してくれる色でもあるのです。
【 迷い、優柔不断の色 】
反対に、決断できずに迷っている状態であるとも考えられます。
就職や転職、結婚や生活の方向転換など、「何かを新しく変えたい」「決断したいことがある」ものの、踏み切れずに迷い続けている、ということはありませんか?
特に「これ」という原因もなく、心の中にモヤモヤを抱えていたりすることは?
「疲れてもいないのに、やけにグリーンが気になる」というときは、迷いと決断が『今のあなたの課題』だからかもしれません。
グリーンにはほかにもたくさんの意味があります。
これらの言葉の中から気になる言葉があったら、そこに紐づいている事柄がないか、探ってみてください。
今、あなたが抱えている課題を解決するためのヒントになるかもしれません。
グリーンの意味
バランス、恒常性、生命、健康、回復、維持、瑞々しさ、育つ、新鮮、潤い、エコロジー、調和、安らぎ、穏やかさ、くつろぎ、休息、平和、安全、自由、永遠、希望、集団の意識、社会、欲望充足、中立、平衡、平成、伝統、博愛、保護、衛生、賢明、有能、効果的、再生、癒し、寛容さ、良識、理解力、順応、自然、緑の大地、森、草、常識
平凡、優柔不断、苦い、渋い、毒、当てにならない、退屈、無頓着、利己心、無関心、過度の用心深さ、疑念、嫉妬、怠惰、ジェラシー、変化の拒否、過度のストレス、疲労感

無意識に選ぶカラーは自分自身と対話するきっかけになります。
解釈の仕方に正しいとか間違っているということはないので、自由に考えてくださいね。
自分に対して、意地を張ったり、嘘をついたりする必要はありません。
今の自分はどんな状態で、どんなことを求めているのか、素直に向き合いましょう✨
تعليقات